スノーピーク ギガパワーストーブ地 レビュー

スノーピークの1998年からある定番モデル スノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ“地” です(使用しているのはイグナイタ付きの スノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ“地”オート)。20年経った今となっては最小最軽量とはいきませんがそれでもコンパクトさはトップクラスです。 

スノーピーク(snow peak) チタン トレック 900 との組み合わせは言うまでもなくベストです。ハードケースに入れた状態で250サイズのOD缶と共に鍋の中に余裕をもって収まります。

ゴトクは必要最小限ですが剛性感があります。ソロキャンプなら十分に調理器具を乗せれます。

炎は広範囲に広がるタイプで比較的焦げ付きにくい仕様です。ペア使用のチタントレック自体が(チタンは熱伝導が悪く一ヵ所に熱が集中して焦げる)焦げ付きやすいのでそのあたりは仕方がありません。

美しいですね。機能美を感じます。

このストーブの最大の弱点は風に弱いところです。風が吹いていると一気に火力減です。ウインドスクリーン GP008 あたりが必要な機会も多いのでしょうね。

OPTIMUS (オプティマス) ウインドシールド との相性も非常に良いようです。セットで使用しているのを見たことがありますが専用品のようにピッタリでした。

正直なところ風防をセットで買うと他の風に強いタイプのストーブも視野に入ってくるため悩ましいところです。

設計の新しい同サイズのストーブとしては SOTO アミカス がよく勧められています。すり鉢状のバーナー部は風に非常に強いんです(半面中央に火力集中するため焦げやすいのが難点)。

SOL ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット レビュー


サイズ213×142cm 重量約210g

サイズ重量比で最強の山道具は恐らくエマージェンシーブラケットだと思います。でも一度広げてしまうとクチャクチャになり再使用が難しいのが玉にキズ。そんな不安を打ち消してくれる極厚版がSOL ヘビーデューティ エマージェンシーブランケットになります。


非常にコンパクトに折りたたまれた状態で届きます。密度があり重たいフィルムといった感じの質感です。

一度広げてしまうと元のサイズにたたむのは難しいです。通気性が完全なゼロで空気が抜けないのでたたみ方にもコツがあり思った以上に小さくなりません。非常用の使い捨てならノーマルの薄いほうが軽いので割と中途半端な立ち位置です。

よく比較されるグラバー オールウェザーブランケットと並べてみました。サイズ質感ともにかなり異なります。ピクニックシート代わりにも使えるオールウェザーブランケットに対し、フィルム状のオールウェザーブランケットは寒い時に体に巻き付ける用途に限定される気がします。これを穴開き覚悟で敷布使用しているウルトラライト系の人ブログも見かけましたが、私にはもったいなくも思ってしまいます。

体ごと全体で被れて完全防水なので200gのビパーク用品として優秀です。でも被って寝るなら300gのオールウェザーブランケットで寝たいと思っちゃいますね。ムレますがシュラフなしでも時に汗をかくほど暖かいのがオールウェザーブランケットです。シートが強く下が砂利でも痛くありません。

使い捨てない非常用品以上の評価は今のところありませんが、軽さは正義なのでザックの友としては悪くないかもしれません。今後のフィールドテストで印象は変わるかな?

Grabber(グラバー)オールウエザーブランケット レビュー

キャンプ用品としては最も使用頻度の高かったグラバーのオールウェザーブランケットです。MPIやハイマウント名義でも販売されているようでもしかしたらそちらかもしれません。

サイズ152x213cm 重量約300g
適度な厚み、コシ、4隅のホールがありタープにもなります。緊急用の防寒具として頭から被れる大きなサイズ。テントのグラウンドシートとしても穴が開かない丈夫さを合わせ持っています。通気性はほぼ無いためどう使っても結露してムレますがそれを上回る暖かさ、取り回しの良さがあります。10年以上使っていますが画像の通り対した痛みもありません。

意外と重くてかさばるのですがとにかく暖かいので非常に頼りになります。真冬でもこれに包まれば野宿出来ます(一度酔っ払って終電を逃した時に寝た事があります)競合製品にSOL ヘビーデューティ エマージェンシーブランケットがあるのですがタフさが圧倒的に違います。

サイズ : 213×142cm 重量約210g

ペラペラビニールのヘビーデューティエマージェンシーブランケットに対して、オールウェザーブランケットは分厚いブルーシートみたいなものです。ヘビーデューティエマージェンシーブランケットは敷布に使うには薄く、穴がないのでタープにもなりません。重さ1.5倍、収納サイズは2倍強なので用途にもよりますが、個人的にはこちらの方が多用途に使えておすすめです。

SOL エスケープライトヴィヴィ レビュー

超軽量の緊急用シュラフ SOL エスケープライトヴィヴィ を購入しました。テントを張らず直に寝るビビィサックと言うビパーク用品になるんでしょうか。

208×81cm(収納サイズφ8×15cm)156g の超コンパクトサイズです。サラサラした手触りで収納性も良く、サイズ重量比では保温性能も優秀なため、シュラフカバーやシュラフインナーとしても使用している方も多いようです。

本体はマチもなく、まさに封筒型そのもので非常にシンプルです。強度はそこそこありますが、開口部両端が構造的に弱く負荷をかけると千切れそうです。ネットの本体レビューでも千切れかかっているものを時折見かけます。

私もシュラフアウター、インナーとして使用してみましたが思ったほどの保温効果がありませんでした。アウターにすると幅が狭く快適性がイマイチでシュラフのロフトを潰してしまうのです。インナーとしてはそこそこ肌触りが良く熱反射が直近で起きるため就寝すぐは暖かく快適に感じますが、ダウンシュラフ本体の性能を引き出せないため(ダウンは肌に近いほど暖かい)夜半には差し引きで暖かく感じなくなった気がします。

銀蒸着のタイベック?シュラフでペラペラですので保温断熱性能は過度に期待は出来ないようです。多少の通気性、防水性がありエマージェンシーシートと違ってムレません(しかしムレる系は非常に暖かかったりします※最後に結露で水浸しになり結果的に冷えますが)緊急用としては十分に軽く小さくビパークや小屋泊、漫画喫茶泊で使えます。夏季のウルトラライト装備には定番として使用されるものなのでしょう。

私個人としてはシュラフを持たない時には非常用として常に持って歩きたいですね。ツェルトよりはエマージェンシーシート+ビビィの方が使いやすい気がします。

シートゥサミット サーモライトリアクター フリースライナー レビュー

SEA TO SUMMIT Thermolite Fleece Liner を購入しました。サーモライトシリーズの中で最も保温性能の高いブランケットです。シュラフが寒い人のお助けアイテムで保温効果アップが期待できます。

サーモライトシリーズ下から保温性能順に並べますと

サーモライトリアクター
210×90cm(収納サイズ:φ10×15cm)248g 最大8度向上

サーモライトリアクター コンパクトプラス
183×90cm(収納サイズ:約φ10×15.5cm)263g 最大11度向上

サーモライトリアクター エクストリーム
210×90cm 収納サイズ:約φ11×17.5cm)399g 最大15度向上

サーモライトリアクター フリースライナー
200×70cm(収納サイズ:約φ13×20cm)420g シュラフの適応温度を1シーズン分

とりあえず一番暖かいものを買ったわけです。~エクストリームの時点で「最大15度向上!」とありますが、最も保温力のあるダウンですら1度上げるにはかなりの量がが必要になります。記載の1/5も温度向上があれば上々でしょうか。

綺麗に巻かれて袋に入っていましたが、ぐちゃぐちゃに端から詰め込んでもちゃんと袋に収まります。いいかげんに扱える性能も大事です。

このモデルだけ腹あたりまでの左ジッパーがついています。幅70cmとシリーズ中でも狭めですが、そこそこ伸縮性があり大きい人でなければあぐらもかけます。手触りは起毛した薄手のフリースと言った感ですが、ぽかぽかと厚みの割には保温力があります。首元は非常に大きく開いておりドローコードで絞るようになっていいて数値上より丈が短く感じます。びよんびよんと伸びるので大男でも丈が足らないことはなさそうです。体にまとわりつくようにしてデッドスペースを殺し保温力を稼いでいるのかな。

肝心の保温性能はインナー使用で3~5度アップくらい?人の感覚はいいかげんなのであまりあてにはなりません。単品で寝ると寒く通気性が良すぎます。価格、サイズ、重量面でウルトラライト級のダウンシュラフと競合するので保温力の面では分が悪いですね。

薄く通気性が良く洗濯しやすいので、インナー用途としては間違いはないかと思います。着たまま歩行もできるのでパソコン使用時の部屋着みたいな使い方もできます。

総評
〇保温力重視のインナーとしては使いやすそう
△ダウンよりは暖かくない、若干かさばる
×ジッパーは貧弱、大切に扱う必要あり

ネイチャーハイク テント クラウドアップ1 レビュー

中華テント Naturehike cloud-up1 を買いました。ネットでざっくり調べたところ台湾の会社の製品のようです。画像は白ですが私が買ったのはグリーンです。

グラウンドシートが標準で付属しています。一万円を切る価格で販売されていながら驚異的なコストパフォーマンスです。

コンプレッションベルトも付いてきました。

内部サイズ: 入口120(奥80)×長さ218
実測重量:
本体 525g
フライシート 500g
フレーム(袋25g込み)370g
ペグ (袋込み)130g
大袋 25g
合計1.55kg(ペグ抜き1.42kg)
実測収納サイズ14×45

付属グランドシート(袋込み)205g
総重量+シート1.76kg

ネットのレビューを見るとステラリッジ1エアライズ1と言った有名人気テントもペグ込み実測値では1.5kgを超えてくるようなので実売1万円を切ってくる激安テントで1.55kgはかなり検討しています。専用グラウンドシートまで付属するなんてサービス満点です。

中身を出すとこんな感じです。

印象はモンベルのムーンライトテントに近いです。上から見るとA型なので、A型テントと言うらしいです。

ペグは値段の割にはまずまずでしょうか。アルミで軽量です。おそらく硬い地面には刺さらないと思います。予備ペグと石で設営できるコードも入っています。調整ベルトがすっぽ抜けやすかったり詰めの甘さはちょっと感じます。

ダブルウォールの吊り下げ式フルメッシュテントで設営は簡単です。画像を撮り忘れましたがインナーのメッシュのみで蚊帳としても使えます。また、グラウンドシートとアウターのフライシートのみでも設営可能。フライシートを張ってから、後付けでインナーを吊り下げることもできます。

チャックはちょっとだけ安っぽい感じです。滑りは良くないので雑に扱うと壊れそうです。

3本フレームですがペグ打ちすれば中はそこそこ広いです。両サイドが高く立ち上がっているため、メッシュでも側面の耐風性はそれなりにあります。フライシートとのクリアランスは十分。

ペグを打たないとこんな感じでかなり狭くなります。半自立式テントと言うカテゴリになるようです。

数回テント泊してみましたが、大きな問題はみつかりませんでした。フルメッシュなので冬は寒いですが、結露知らずで快適なテントです。雨天のテストをしていませんがネットのレビューを見る限り大丈夫そうです。雨の多い台湾ブランドの商品らしく各部の防水処理もちゃんとしてあります。

品質:必要充分。防水処理等細かい部分もブランド品にそれほど見劣りしない。
値段:セールなら8000円以下もある。激安
気になる部分:冬は特に入口と足下が寒い。前室が狭い。

ネイチャーハイクからはもっと軽い(ペグ込み実測1.36kg) tagar1 と言う非自立シングルウォールテントも出ています。こちらもセールだと1万円を切ってきます。テントの選択は悩ましいですね〜

ネイチャーハイク製品は概ね(値段の割に)評価が高いです。ただダウン製品は評判が悪いモノがちらほらあるようです。

スパイダーツインテールの偽物レビュー

TIOGA(タイオガ) スパイダーツインテール サドル ブラック SDL14900 のパチモノ? VERTUです。

これがタイオガの正規品

ちゃんと独自ロゴを入れて別物として販売していました。海外通販で買えば送料込み1000円以下

もろにスチールです。

200gは切ってますが。オリジナルの135gよりかなり重く偽物の中でも重いようです。

20Kmほど乗ってみました。かなり硬いです。しかし座るポジション(特にレールの間の部分)によってはバネのようにしなるのでそれほどは痛くはありませんでした。コストパフォーマンスは最高?


YANHO 自転車用防水トライアングルバッグ レビュー

ダイソーの100円トライアングルバッグから乗り換えました。
とても出来の良かったダイソー自転車バッグ。チャックが脆くて粉砕する意外は100点満点の商品でした。しかし販売期間が短くすでに絶版。

チャックが壊れても使い続けて10年くらい。一度ベルクロがちぎれて縫い直した跡があります。今回はベルクロ自体が劣化して貼り付かなくなってしまいました。

毛が半分以上むしれています。

YANHO 1319 Water Resistant Oxford Fabric Cycling Bike Triangle Zipper Bag – Black

ebayで送料込み1000~1500くらいで入手できます。国内では取り扱いが無いようです。ダイソーバッグよりも一回り大き目(36.5 cm x 16.0 cm x 8.0 cm)。

わざわざ通販したのはダイソーと同じ左側にチャックがあるからです。国内品は右チャックのものばかり。走行中の使用を想定しているのかもしれませんが、多くの場合バッグは自転車左側に降りて開けるものだと思うのですが。

この商品は右側にもチャックがあるダブルチャック仕様。右側は厚みの無いものしか入りません。

メインの左チャッ側は相当量入ります。ダイソーバッグの1.5倍以上あります。

試走したところ自転車をこぐ脚に当たりました。半分くらいしか入れていない状態でも当たるので物をたくさん入れると漕げなくなりそうです。ダイソーバッグは気になるレベルでは当たりませんのでここはマイナス。大容量の弊害です。中身を調整すれば日常用途では十分使っていける気がしました。



シマノ ラピッドファイア を分解してみました。

自転車についているシマノのラピッドファイア変速機が3段以上シフトアップしないと言う不良に見舞われたので分解してみました。9段変速の旧式です。人差し指でシフトダウン、親指でシフトアップするのがラピッドファイアの特徴ですが、新しいタイプはどちらの指でもシフトアップダウンが可能な2WAY リリース機構と言うのが付いてるとかなんとか

ばらす前にシフトケーブルを抜くための穴のフタになっているプラネジを外します。

裏面のネジ3本を外します。

これで中身を外せます。

シフトケーブルのタイコが見えました。

白い部分にタイコが入っているのでそれを巻き取っていくような構造になっています。

最初のシフトアップ何段かは白い部分をレバーの突起が直接押して動かします。

白い部分に突起が届かなくなるとバネでフックが内側のギザギザに引っかかるようになっています。しかし、今回は寒さでフックが固着していてギザギザに引っかからず最初のシフトアップしか動作しなかったのです。

これがフックが内側のギザギザに引っかかって巻き取っている状態

シフトアップ限界まで巻ききりました。分解しなくてもワイヤー交換用の穴からドライヤーで温めれば解決するようです。

チェーン洗浄には パークツール チェーンギャング レビュー

久しぶりに自転車を磨きました。ロードのチェーン洗浄にはコレ。パークツールのチェーンクリーナー。洗浄剤を入れて画像のようにケースに挟み込みクランクをぐるぐるまわして洗います。

ピカピカになりました。えいやっとクレ556で仕上げ。チェーン洗浄すると変速機が滑らかに作動し走りが軽くなります。気持ちがいいですよ。

もう10年も乗ってます。自転車は非常にコストパフォーマンスが良いし健康にも良いです。